2026.2.17 Ruiza インタビュー
新しい世界へと踏み出すRuiza(D)の強い意志と決意を示した、フルアルバム『A New Dawn』が完成。週末より東名阪ワンマンツアーもスタート!!!
Dの無期限活動休止にともない、Ruizaが新たな世界へ踏み出すために取ったのが、バンドサウンドで描き出すソロとしての音楽スタイルだった。2025年1月22日にRuiza名義でリリースしたミニアルバム『Alive』は、メンバーにSeth(Vo)/Tsunehito(B)/美景(Dr)を迎えて制作。同年2月に行ったワンマン公演を通し、Ruizaは3人をパーマネントに近いサポートメンバーに迎え入れ、Ruiza Band として動き出した。その後、Ruizaは、東名阪ワンマンツアーや主催イベント「BURNING SOUL」を全国で開催、積極的にライブ活動を行ってきた。その中で日々感じ続けてきた思いが、その都度楽曲として生まれ、その曲たちをRuizaはライブを通して磨き続けてきた。その歩みをまとめ上げたうえで、「ここから新たな世界を描き出す」と宣言をしたのが、自身の誕生日当日の2月18日にリリースするフルアルバムの『A New Dawn』。”New Dawn=新しい夜明け”というタイトルにふさわしい、Ruiza自身が、ここへ至るまでにどんな心の葛藤を乗り越え、どのような思いで”New World”へ踏み出そうとしたのかがリアルに伝わる作品だ。
Ruizaは、アルバム『A New Dawn』を手に、2月21日よりRuiza BAND東名阪ONEMAN Tour「A New dawn」を行う。7月以降に始まる怒濤のライブ展開も発表。Ruizaが今、どんな思いを胸に新しい一歩を踏み出そうとしているのか。その心の内を伺った。
アルバム『A New Dawn』には、どこを切っても自分のやりたいことが詰まっているし、そこに自分らしさが表れている。
──全12曲入り、ボリュームのあるアルバム『A New Dawn』が誕生しました。この作品、2025年1月にリリースしたミニアルバム『Alive』からの流れを受け継いでいますよね。
Ruiza そうなりましたね。まさに1年前、僕は、当時の心境を楽曲に詰め込んだミニアルバム『Alive』を出し、そこからRuiza Bandという形でソロ活動を始めましたし、ライブ活動を続けていく中で生まれたいろんな気持ちをその都度楽曲にし、ライブで演奏を重ねながら育ててきました。それらの曲たちをまとめあげたのがアルバム『A New Dawn』です。ここには、本当に等身大の自分の思いが詰め込まれています。
──新たな地平(ソロ活動)へと希望を胸に踏み出しながらも、いろんな悩みや葛藤も胸に覚えていく。それでも仲間(ファン)を信じて、ここから新たな一歩を踏み出そうとする。そう決意するまでの、いろんな心の動きが、アルバム『A New Dawn』を通して見えてきました。
Ruiza アルバムからの先行曲として『New World』のMVを公開しましたけど。歌詞に「羽ばたく翼は自由を求めた」と書いたように、この曲こそ「新しい世界を作っていきたい」と思って生まれた曲でした。”自由”という言葉は、自分自身はもちろん、「もっと自由でいいんだよ」とファンのみんなに向けても伝えています。
──『New World』が、希望を胸に仲間と一緒に未来へ踏み出す歌なら、アルバムのタイトルも「新しい夜明け」を示した『A New Dawn』。まさに、「ここから新しい世界を始める」と宣言をした作品ですよね。
Ruiza ほんと、その通りです。Dが活動休止になり、そこからソロとしてのスタートを切ったように、自分の中では、アルバムを通してRuizaとしての音楽人生の第二章を改めて宣言した感覚があれば、今までにやってきた音楽人生の積み重ねがあるからこそ作れたアルバムだとも思っています。
──今年はライブも多く入れているように、ライブで生きる攻撃的な曲が多いのも理由にはありますが、どの楽曲からも”Ruizaさんらしさ”を感じました。
Ruiza 曲制作をしているときも、「悩みに悩んで」という感覚よりは、「こういう曲をやりたい」「このアイデアを膨らませよう」「こういう曲があれば、ライブにもっと幅が出るんじゃないか」など、ライブを中心に活動をしていく中で感じた思いを素直に曲へ落とし込んできたので、変に背伸びをした楽曲にならなかったのもあったんでしょうね。
これまでと大きく違うのが、作曲はもちろん、自分で作詞もしていること。つまり、楽曲のすべてをみずから手がけている。「この曲のここの部分で、こうきてほしい」と思ったら、そうなるんですよ。全部自分で作っているから当たり前ですけど(笑)。バンドでは化学反応という面白さがあり、そこがこれまでと違うところで。だからこそ、そう思えるというか。どこの部分を切っても、すべてが自分のやりたいことであり、すべてに自分らしさが表れている。だから、曲制作が楽しいんでしょうね。
──「Alive」以降、ソロでのライブ活動を始めたときから、Ruizaさんはバンドサウンドを求めたいがゆえに、Vocal:Seth(Moi dix Mois)/Bass:Tsunehito(D)/Drums:美景という不動の体制でレコーディングもライブ活動も行ってきました。だからといって、Sethさんの声のキーに合わせて曲を作るよりも、Ruiza Band では、あくまでも自分の表現したい楽曲を純粋に追い求めていますよね?
Ruiza 昔からそうですが、いくら楽曲の質が高かろうと、自分自身が楽しんでいないと、その曲の良さが人には伝わらないじゃないですか。もちろんキーは意識しますけど、それは後の話というか。まずはイメージであったりやりたい事を形にしていきますね。自分の心が動くような曲やグッとくるメロディーでないと人の心には届かないし、響かない。だからこそ僕は、徹底して自分らしさや楽しいという感覚を突き詰めているんだと思います。
『永遠』が生まれたことで、何か足りていなかったピースがすべてはまったなと思えました。
──アルバム『A New Dawn』に収録した曲たちはすべて、ミニアルバム『Alive』の制作後に生まれたのでしょうか?
Ruiza Ruiza Bandの初ライブで演奏をしたのが、ミニアルバム『Alive』に収録した7曲に加え、『A New Dawn』に入れた『黎明』と『追憶』の計9曲でした。『黎明』『追憶』ともに活動初期からある曲ですが、この2曲は、ミニアルバム『Alive』の完成後に作った曲たち。生まれた時期的に差はあれ、どの曲も、ミニアルバム『Alive』の制作後に生まれています。
──だから『黎明』と『追憶』には、ソロ活動を始めたばかりの頃の前向きな思いから、もどかしさや葛藤まで、当時の心境が色濃く反映しているわけだ。
Ruiza まさに、始まったばかりの、あの頃の気持ちを投影しています。当時は、歌詞に書いた、その通りの気持ちでした。
──『New World』の歌詞・曲調ともに、力強く前向きな気持ちに満ちています。そこへ至るまでにも、心の中にいろんな感情の変遷があったわけですね。
Ruiza 何事もそうだけど、最初はゼロの状態から始まるじゃないですか。ソロ自体は、Dの活動の合間を縫ってギターインストとしてやっていたように経験はありましたけど。その経験を今の活動に100%置き換えられるかといったら、けっしてそんなことはない。「Ruiza Band として活動をしていくためには何が必要か」を考えてやっていかないと、上手くいくことも上手くいかなくなる。だから、ソロ活動へ踏み出したときに、ふたたびゼロから何事も作り始めたわけですけど。その過程の中で気持ちに変化が表れるのも、その気持ちを曲に投影し続けていくことで変化や成長として見えてくるのも、当然のことだと思います。
──アルバム『A New Dawn』の中で気になったのが、冒頭を飾った『薄明』が、アレンジは替えていますが、最後に収録した『永遠』のショートバージョンになっていたことなんです。
Ruiza 説明がないと、『薄明』が『永遠』のアレンジを替えたショートバージョンと思われますよね。じつは、先に作ったのが『薄明』なんですよ。アルバム『A New Dawn』のリードトラックになる『New World』を頭に持っていきたいとなったときに、「前章となる楽曲があり、その流れを受けたうえで、『New World』を通して新しい世界を開けたい」と思い、そのための物語を持った楽曲として作ったのが『薄明』でした。
なのに、なぜ『永遠』も生まれたのかというと。このアルバムの最後を飾る楽曲として,僕は『黎明』を想定していました。確かに、『黎明』で終わってもアルバムは締まるんですけど。僕の中には、「本当に『黎明』で終わっていいのか」という引っかかる思いがあったんですね。その気持ちが刺のように胸にずっと刺さっていた中、『薄明』を作りあげたときに、「この曲を『New World』の導入部としてだけの楽曲ではなく、独立した1曲としても作りあげられる」という気持ちが生まれました。そこから『薄明』であり、アルバム全体の世界観を膨らませ、『永遠』を作りました。実際に『永遠』が生まれたことで、足りていなかったピースがすべてはまったなと思えました。もし『永遠』が生まれていなかったら、もしかしたら今も「何かが足りない」と思っていたかもしれません。
──『黎明』『永遠』と続くことで、未来を示唆しながらアルバム『A New Dawn』を締め括るだけではなく、『永遠』で「あなたと共に在りたい」と歌ったように、仲間(ファン)と一緒に歩む未来を指し示す願いや思いにも深みが出ましたからね。
Ruiza そうなりましたね。それに『永遠』は、ファンに向けて書いた楽曲ですしね。僕が活動できているのも、ファンの人たちのおかげ。それは、昔からずっと感じてきたことだし、今も感じている。だからこそ、ファンたちへ向けたいろんな思いを「君」や「共に」という言葉に託して、収録した曲たちに詰め込みました。
──Ruizaさんは本当にファン思いの人。ソロ活動を始めるときも、いろいろと思いを巡らせていたそうですね。
Ruiza もちろん、全員に納得してもらうのが無理なのはわかったうえでのお話になりますけど。ソロとして動きだそうと決めたときに、結局自分がやりたい事はバンドなんですよね。なのでバンドという形を取ったほうが、ライブを含め、表現も活動もしやすいなと思ったので、バンドスタイルでスタートしました。始めるにあたっても、最初からプロジェクト名を掲げても良かったんですけど、そうしなかったのは、名前を付けて活動を始めると新たなバンド活動を始めるみたいに捉えられてしまい、それで悲しむ人たちも出てくるかな?!という懸念があったからなんです。
長く活動を続けてきたバンドが活動を休止し、僕がソロとして新たな活動を始めたとき、そこに新たな名前が付いていたら、みんなどういう風に受け止めるのか?中には嫌な思いをする人もいれば、ソロ活動をすること自体に嫌悪感を持つ人だっているだろうなど、いろいろ考えてしまいました。応援してくれているファンが悲しむ可能性はなるべく減らしたいんですよ。でも、バンドという形で活動をしようと決めたわけだし、Ruiza Band と名乗れば誰も文句は言わないだろうと思って、そう名乗りだしたわけです。
──そういう経緯があったんですね。
Ruiza そうなんです。ところが最近、ファンの人たちから「Ruiza Band ではなく、別のプロジェクト名があったほうがいいんじゃないですか?」という声を多くもらうようになってきたんですね。中には、「最初からプロジェクト名を名乗って活動したほうが良かったのに」と思っていた人たちもいたみたいです (笑)。そういう言葉も受け止めつつ、こうやって音源の制作やライブ活動をしていると「バンドしているなぁ」という実感を強く感じるし、今のメンバーとも気心知れあっているからこそ、素直に「バンド活動をしていて楽しいなぁ」とも実感しています。
『A New Dawn』は、「今の自分はこうだぞ」という思いをはっきりと、自信を持って打ち出せる作品になりました。
──アルバム『A New Dawn』は、Ruizaさんが「新しい世界を、ここから仲間(ファン)と一緒に切り開いていこう」と宣言をした作品になりました。
Ruiza 「今の自分はこうだぞ」という思いをはっきりと、自信を持って打ち出せる作品になりましたね。
──中に、民族音楽的な要素も組み入れた『現の夢』という曲も収録しています。この曲からは、今までのRuizaさんにはない新しい色や表情も感じました。
Ruiza 確かに『現の夢』は、これまであまり自分で作ってこなかった雰囲気やノリを持った楽曲ですけど。『現の夢』、そのあとに続く『Impulse』は、異なる曲調ですが、どちらもライブについての思いを、それぞれ違う切り口で歌にしています。
ミニアルバム『Alive』に『魔儀』という曲を収録しています。これも、ライブについて歌った曲。ライブに触れていると、まるで魔法がかかったような高揚感を覚えるじゃないですか。ライブって、演者もお客さんも互いの姿が見えているし、一緒に音も体感しているけど。音自体は、けっして目に見えるものではない。なのに、すごく高揚感を覚える。ライブ自体もそうだし、ライブ会場自体が、魔法にかかったような不思議な空間だなと思い、そこから”魔法の儀式”の意味をもつ『魔儀』という曲を作ったんですけど。『現の夢』も、森で行われる儀式をテーマにしていることから、サウンド面でも民族的なおどろおどろしい面やファンタジックなテイストを入れた楽曲にしています。
──そういう背景があったんですね。
Ruiza 1本のライブにだって、同じような曲調ばかりではなく、いろんな場面にふさわしい表情の楽曲があるじゃないですか。ライブについて歌った曲でもそういうところを意識したくて、いろんな曲調で作りました。それに、このアルバムの曲順自体が1本のライブのようになっている。機会があれば、アルバム完全再現ライブのような、この曲順通りに演奏をするのも面白いなと思っています。
──ライブ感と言えば、『残響』はライブでかけあいをしている様の見えてくる曲。実際に、ライブでもかけあいをしていますよね。
Ruiza やっていますね。『残響』を作ったのが、昨年の4月頃。僕自身がこれまで、お客さんと交互に声をかけあう曲を表現してこなかったんですよ。だから、その思いを形にしようと『残響』を作りました。この曲が生まれたことで、ライブの中の盛り上がりや熱量が一気に上がったし、ライブ自体も良くなったなという印象があります。
東名阪ツアー「A new dawn」を経験することで、間違いなくバンドの一体感や熱量が増すと思います。
──アルバム『A New Dawn』を聴くと、Ruizaさんのいろんな感情はもちろん、気持ちが変化してゆく様も伝わってきます。
Ruiza 人である以上、生きていくうえで嬉しいこともあれば、悲しいことや悔しい思いだってあるじゃないですか。楽曲制作って自分自身を投影していくものだからこそ、いろんな感情を隠すことなく表現していくのも当たり前なんですよ。
──アルバム『A New Dawn』だけを聴いても、ソロとして活動を始めてから今に至るまでの気持ちの変遷や、未来へ向けての思いが見えてきますけど。出来るなら、ミニアルバムの『Alive』、今回の『A New Dawn』と流れで聴いてもらったほうが…。
Ruiza 僕の気持ちの流れが、より鮮明に見えてきます。とくに『A New Dawn』は、「ここから新たな世界を描きだすために突き進むぞ」と宣言をした作品。ここから改めて新しい世界を作りたい気持ちだし、そういう世界を作れるなとも思っています。
──そうやって力強く攻めていくためにも、2026年は数多くライブを組み入れたわけだ。
Ruiza そうです。今は楽曲もライブにも、とにかく自信がある。とくに、アルバム『A New Dawn』は、僕自身が本当に納得のいく自信作。だからこそ、この作品を知ってほしいし、実際に触れてもらいたい。どれだけ良い作品であっても、知られないと、その存在が消えてしまう。そこを打破したいというか、知ってもらう努力をしなければいけないと思い、とくに7月以降から年内にかけては、数多くライブを行おうと決めました。
──7月から主催ツアー「BURNING SOUL vol.12-19」がスタート。その間に東名阪ワンマンツアーやHalloween Eventなど、いろんな企画ライブも挟みつつ、ワンマンツアーへ繋げる形で一気に駆け抜けます。そのうえで大切な相棒になるのが、アルバム『A New Dawn』なんでしょうね。
Ruiza もちろんです。2月21日から始まる東名阪ツアー「A new dawn」を皮切りに、アルバムで表現した世界観や、それぞれの楽曲の魅力を、全身でしっかりと体感してもらいたい。そのためにも、ワンマンツアーを含めたライブは大切なものになる。僕自身も、それを経験することで次のステージへも進んでいけるんだろうし…。
──アルバム『A New Dawn』の世界観を堪能できる公演は、もう目の前です。
Ruiza まずは、東名阪ツアー「A new dawn」を通して新たな僕たちの姿を味わっていただきつつ、5月に予定している「A new dawn Nexus」公演も含めた経験を通すことで、間違いなくバンドの一体感や熱量が増すと思います。その進化した姿をさらに膨らませ、7月以降は、その姿を全国へ届けにいきますから。
──面白いのが、7月から始まり、9月まで続く主催ツアー「BURNING SOUL vol.12-19」の合間となる8月に、東名阪ワンマンツアーを組み込んでいるところなんですよね。
Ruiza Ruiza BandメンバーのSethさんの誕生日が8月9日なんですね。僕は、メンバーの生誕日など、節目の日を大事にしたい性格。2月と3月に、Ruiza・Tsunehito・美景と生誕祭を行うように、Sethさんの生誕祭も欠かせない行事。主催ツアー「BURNING SOUL」のスケジュールを組むに当たり、各メンバーの動ける日程を調整していく中、最初は8月はSethさんの生誕祭のみをワンマンという形で組み入れてたんですね。この日のためにしっかりとした内容のワンマン公演を作れる自信があるからこそ、8月に1本だけワンマン公演をやるよりもと思い、8月の各自の予定を調整し、主催ツアー「BURNING SOUL」の合間に、主催とは異なる内容の東名阪ワンマンツアーを組み入れました。そのツアーを踏まえたうえで、11月より改めてワンマンツアーを各地で行います。その時期のワンマン公演は、間違いなく、2026年に培ったRuiza Band の経験を集大成していく内容になるはずです。
──話にも出ましたが、2月21日より、Ruiza BAND東名阪ONEMAN Tour「A New dawn」という、最新アルバム『A New Dawn』のリリースツアーが始まります。今回は、東京・大阪・名古屋それぞれの公演へ、Ruiza・Tsunehito・美景の生誕祭を組み込んでいますよね。
Ruiza ちょうど3人の誕生日が近かったのもあって、普段は行うことのない、特別な公演のときだけ発券するVIPチケットを用意しました。そのチケットを手にした方に向け、本編公演の前に、その公演用の衣装を身にまとった姿で、VIP限定ライブを行います。Tsunehitoと美景が、それぞれどんなスペシャルな生誕祭用のライブを準備しているのかも楽しみですが、僕の生誕祭公演について語るなら、僕はアコースティックなスタイルでライブをやります。
──それも、レアな姿ですよね。
Ruiza アコースティックライブを行う機会は、まだ滅多にないからかなり貴重ですね。きっかけは、昨年11月に僕の地元の神戸でアコースティックライブをやったこと。その内容がすごく良くて、ファンの方々から「また見たい」「またアコースティックなライブをやってほしい」という声をたくさんいただきました。僕自身もアコースティックなライブに手応えを感じていたし、またどこかでやりたいと思っていたから、僕の生誕祭を兼ねた2月21日の公演のときに、VIPチケットを手にした方のみが対象にはなりますが、アコースティックライブをお披露目します。こちらも、楽しみにしていてくれたら嬉しいです。
アルバム『A New Dawn』はまさに、今の僕自身の心の素顔が伝わるアルバムだし、2025年の活動を通したからこそ出来上がった作品です。
──2026年のRuizaさんは、Ruiza Bandへ活動のすべてを注ぎ込む形を作りあげていますよね。
Ruiza Ruiza Band としてとにかく多くのライブをやりたくて、そういう展開を作りました。もちろん、これまでと変わらず、僕の日程さえ合えば、お話をいただいたサポートやゲストとしてのライブ活動も行います。中でも、元彩冷えるの葵くんがやっている168でのサポート活動は、普段の僕が生み出している音楽性とは異なる表現を求められるぶん、とても勉強になりますし、難しいけど楽しいんですよね。そういうサポート活動で得た刺激が、Ruiza Band にもしっかり反映していくなと感じているからこそ、サポート活動は、今後も大切にしようと思っています。
──いろんな形を取りながらですが、こうやってRuizaさんが積極的に動くことが、ファンにとっては嬉しいことですからね。
Ruiza 僕自身も、ライブ活動をしたくてライブや音楽をやっているからこそ、ソロという形ですが、今のメンバーたちと一緒に、これからもライブ活動を楽しんでいくつもりです。
──この先に待っている数多くのライブを楽しみにしています。最後に、改めてアルバム『A New Dawn』についての思いを聞かせてください。
Ruiza 完成したうえで思ったのが、ソロ活動を始めてすぐにアルバムを出したとしても、曲調や歌詞に書いた思いを含め、けっしてこういう内容にはならなかったということなんです。このアルバムには、ライブを積み重ねていく中で僕の中に生まれた”自分自身のリアルな思い”を、その都度形にしてきた曲たちを詰め込みました。まさに、今の僕自身の心の素顔が伝わるアルバムだし、2025年の活動を通したからこそ出来上がった作品であることは間違いないです。
──これからもRuizaさんは、その都度感じた思いを曲に落とし込みながら進み続けるんでしょうね。
Ruiza もちろんです。そこは、ずっと変わっていないこと。昔も今も、曲を作る感覚も、生み出している最中の感触も、頭の中で考えていることも、ずっと同じなんですよ。「自分が好きでやりたいことをずっと生み出し続けている」、その感覚はこれからも変わらないです。もちろん、表現するうえでの手法や技術面は、日々学びながら成長を続けますけど、根本を成す面は昔から何も変わっていない。そこが自分にとっての良さだと思っているからこそ、これからも今の姿勢のまま、その都度生まれた思いを形にし続けます。ただ、生まれた曲たちを次々と音源にしていくのかは、まだ自分でもわからない。でも、アルバムを作り終えた時点ですでに、「こういう表情がほしい」「こういう曲がライブにあったらいいな」という新しい構想が浮かび続けているので、夏頃には今よりも一歩進んだ姿を示せるかなという予感はしています。その成長のためにも、まずは目の前にせまった東名阪ツアーを通して、アルバム『A New Dawn』に描き出した世界観をしっかりと見せつけますから。次は、会場でお待ちしています。
TEXT:長澤智典